秋田の聖母マリア 第二のお告げ

 
 

 

 

1973年8月3日 初金曜日

 

初金曜日を迎えて、姉妹笹川はいつもより長く聖体の前で祈った。午前中は平素と変わることなく過ぎた。

そして、午後の聖体訪問の際に起こったことは、彼女自身の説明によれば、次の如くである。

 

 

”午後2時ごろから、イエズス様の御受難をしのんで黙想し、ロザリオを唱え、一時間余りも聖堂で過ご

 したでしょうか。この日は、久しぶりに守護の天使が現れ、一緒にロザリオを唱えてくださいました。

 その祈りの間も、わたしは司教様に頼まれた重大な質問のことが気にかかり、それを申し上げる機会が

 いただけるように、とひそかに祈っていました。その願いが通じたのか、お恵みの機会はさっそく与え

 られたのでした。

 守護の天使が「何か尋ねたいことがあるでしょうか。さあ、遠慮なく申しなさい。」と小首を傾けてほほ

 えみかけてくださったのです。私は、さっと緊張して、質問を恐るおそる口にしました。

 そのとたん、マリア様のほうから、また前と同様に、えも言われぬ美しい声が聞こえてきました。

 

「 私の娘よ、私の修練女よ。主を愛し奉っていますか。主をお愛しするなら、私の話を聞きなさい。

  これは大事なことです。そして、あなたの長上に告げなさい。

  世の多くの人々は、主を悲しませております。わたしは、主を慰める者を望んでおります。

  天の御父のお怒りをやわらげるために、罪人や忘恩者に代わって苦しみ、貧しさをもってこれを償う

  霊魂を、御子と共に望んでおります。

  御父がこの世に対して怒りたもうておられることを知らせるために、御父は全人類の上に、大いなる

  罰を下そうとしておられます。御子と共に、何度もそのお怒りを和らげるように努めました。

  御子の十字架の苦しみ、御血を示して、御父をお慰めする至愛なる霊魂、その犠牲者となる集まりを

  捧げて、お引止めしてきました。祈り、苦行、貧しさ、勇気ある犠牲的行為は、御父のお怒りを和らげ

  ることができます。あなたの会にも、それを望んでおります。貧しさを尊び、貧しさの中にあって、

  多くの忘恩、侮辱の償いのために、改心して祈ってください。各自の能力、持ち場を大切にして、その

  全てをもって捧げるように。在俗であっても祈りが必要です。もはやすでに、祈ろうとする霊魂が集め

  られております。形にこだわらず、熱心をもってひたすら聖主をお慰めするために祈ってください。」

 

「 あなたが心の中で思っていることは、まことか?まことに捨て石になる覚悟がありますか。主の浄配に

  なろうとしているわたしの修練女よ。花嫁がその花婿にふさわしい者となるために、三つの釘で十字架

  につけられ心をもって誓願を立てなさい。清貧、貞潔、従順の三つの釘です。その中でも基は従順です

  。全き服従をもって、あなたの長上に従いなさい。あなたの長上は、良き理解者となって、導いてくれ

  るでしょうから。 」

 

 

                     <安田貞治神父著「日本の奇跡 聖母マリア像の涙」より

 

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